お気に入りのアーティストのMVや、息をのむような絶景のドキュメンタリーなど、YouTubeには高品質な4K(2160p)動画が溢れています。これらの超高画質な映像を、オフライン環境や大画面のテレビで楽しむために「ダウンロードして保存したい」と考える方も多いでしょう。
しかし、実際にYouTubeの4K動画をダウンロードしようと多くのツールやサイトを試しても、1080pの画質でしか保存できなかったり、音声と映像がズレたり、あるいは「4Kのダウンロードはできません」 と表示されたりすることが少なくありません。

実は、多くの人が試みる「ダウンロード」という方法以外に、より確実にYouTubeの4K動画をPCに保存する「録画」というアプローチがあります。
この記事では、不安定なダウンロードツールに頼るのではなく、PCで再生されている4K映像をそのままキャプチャ(録画)し、高画質なUHD動画ファイルとして確実に保存する完全ガイドを紹介します。
YouTubeの4K動画はどうやって「ダウンロード」する?
そもそも、YouTubeの4K動画を手元に残すには、どのような方法があるのでしょうか。
YouTubeの4K動画を確実に保存したいなら、「録画(キャプチャ)」が最も安定した方法です。
YouTube 4K ダウンロードの一般的な方法
YouTubeの4K映像をパソコンに保存する方法としては、一般的に次のようなやり方があります。
専用のダウンロードソフトを使う
PC用の専用ツールで動画ファイルを直接取得する方法です。Webのダウンロードサイトを利用する
オンラインサービスにURLを貼って動画を取得する手軽な方法。拡張機能(Chrome拡張など)で動画を取得する
ブラウザ拡張を使って再生中のメディアを捕捉する手法です。画面録画ソフトで再生中の映像をキャプチャする
再生画質そのままで記録でき、4K再生なら4Kで保存可能。ただし、多くの無料ダウンロードツールやサイトは4K画質に対応していない 場合が多く、
「4Kのはずなのに1080pまでしか落とせない」というケースが非常に多いのが現状です。
ダウンロードツールと録画の違い
「ダウンロード」は、サーバーにある元の動画ファイル(のコピー)を取得する行為です。
一方、「録画」は、PCのディスプレイに再生されている4K動画をキャプチャする行為です。
一見、元のファイルを取得する「ダウンロード」の方が画質が良いように思えます。しかし、4Kの動画と音声が別々のファイルになっているため、それを後で正しく結合(MUX処理)する必要があります。
バラバラの「映像」と「音声」を、1本の動画ファイルに正しくくっつける(合体させる)作業のことです。
多くの無料ダウンロードサイトやツールはこの複雑な処理に対応しておらず、それが4Kダウンロードの失敗や、1080pなどの低画質版しか取得できない原因となっています。
| 方法 | 特徴 | 4K対応 | 安定性 |
|---|---|---|---|
| ダウンロード | 動画データを直接取得 | ツール次第(対応していないことが多い) | 不安定になりがち |
| 録画(キャプチャ) | 再生中の画面をそのまま保存 | ✅ 再生が4Kならそのまま4Kで保存可能 | 非常に安定 |
高画質で保存したい人には録画が最も安定
4K/60fpsといった最高設定の動画を確実に保存したい場合、最も安定しているのは「録画」です。

なぜなら、「あなたのPCで4K再生さえできれば、それをそのままの解像度で録画できる」というシンプルな仕組みだからです。YouTube側の仕様変更で急に使えなくなる、といったトラブルもありません。
法律上の注意点
日本国内では、YouTubeの動画を保存する場合、個人の私的利用の範囲で行うことが重要です。著作権で保護された作品を無断で配布・再アップロードすることは違法です。利用目的に十分ご注意ください。
YouTube 4Kを保存する方法は2種類ある
前述した2つの方法について、それぞれの長所と短所を詳しく見ていきましょう。
① ダウンロードソフト・サイトを使う方法
WebサイトにURLを貼り付けたり、専用のソフトをインストールしたりする方法です。
技術的な制限(前述の映像と音声の分離)により、4K動画のダウンロードは開発・維持コストがかかるため、無料で安定したツールを見つけるのは非常に困難です。
② YouTube 4Kを録画で保存する方法(最も確実)
PC画面録画ソフト(スクリーンレコーダー)を使って、再生中の4K動画をキャプチャする方法です。
4K動画を確実に手に入れるなら、この「録画」が現在最もおすすめできる方法です。
4Kで録画できるソフトを選ぶポイント
ただし、どんな録画ソフトでも良いわけではありません。YouTubeの4K動画を最高画質で保存するためには、ソフトが以下の条件を満たしているか確認しましょう。
- 4K/60fps対応: 3840×2160の解像度、および60fps(フレームレート)の録画に対応していること。
- H.265(HEVC)書き出し: 4Kの巨大なデータ量を効率的に圧縮できる「H.265」コーデックで保存できると、ファイルサイズを抑えられます。
- 内部音声の録音: マイクの音を拾わず、PC内部で再生されているYouTubeの音声(システム音声)だけをクリアに録音できること。
- 軽さ・安定性: 4K録画はPCに大きな負荷がかかります。録画中もPCが重くならず、コマ落ち(フレームドロップ)しないで安定して動作すること。
おすすめ無料録画ソフト:Leawo Screen Recorder
これらすべての条件を満たすソフトが Leawo Screen Recorder です。実際に4K録画を安定して行える定番ツールとして高く評価されています。
このソフトは、デスクトップ画面を高画質・高音質で録画することに特化しています。

🎥 4K/60fpsの高画質録画に対応したPC画面レコーダー。
🌟 4K録画に完全対応。再生映像を劣化少なくキャプチャ。
🎯 フルスクリーン録画も範囲指定も、柔軟に設定OK。
🎧 マイク音をカットし、YouTubeの内部音声だけをクリアに録音。
💾 MP4やH.265など、UHD設定での高画質書き出しに対応。
✨ 広告や機能制限なし。シンプルで安定した録画を実現。
仕組みはわかったけれど、「実際にどうやって4Kで録画するの?」と感じた方も多いと思います。
安心してください。手順はとてもシンプルで、順番に進めていけば誰でも4Kのまま保存できます。
それではまず、YouTubeで動画の画質を4K(2160p)に設定するところから見ていきましょう。
手順1|YouTubeを4K(2160p)に設定する
YouTube 4K 録画を行う前に、録画対象の動画を「4K(2160p)」に設定しておく必要があります。
YouTube画質の変更方法
- 保存したいYouTube動画を再生します。
- プレーヤー右下にある歯車(設定)アイコンをクリックします。
- 「画質」を選択します。

- 利用可能な解像度一覧から「2160p (4K)」を選択します。

4K再生が出てこない場合の原因
「画質」の選択肢に「2160p」が表示されない場合、以下の原因が考えられます。
- 元の動画が4Kではない:アップロードされた動画自体の解像度が低い。
- ブラウザの非対応:一部の古いブラウザは4K再生に必要な「VP9」コーデックに対応していません。Google ChromeやMicrosoft Edgeの使用を推奨します。
- 回線速度の不足:インターネット接続が不安定だと、YouTube側が自動的に画質を下げることがあります。
安定再生のコツ

録画を開始する前に、動画を一時停止して、再生バーの灰色のバッファバーが少し進むのを待つと、録画中に読み込みで停止するのを防げます。
手順2|Screen RecorderでPC画面を4Kで録画する
高ビットレートと正しいコーデック設定で、PC画面を4Kで安定的に録画します。
Step 1:出力設定
録画する動画や音声の出力形式、保存場所などを指定します。

4K動画キャプチャの際は、映像と音のズレが起きないよう注意が必要です。
録画中にPCの通知音や他のアプリの音が入らないよう、Windowsの「フォーカス」やmacOSの「集中モード」をオンにしておきましょう。
もしWindowsで画面録画がうまくできない場合は、グラフィックドライバの更新や設定の見直しを試してみてください。
手順3|録画した動画をUHDとして保存する
録画が終わったら、次は録画した動画を UHD(3840×2160) として書き出す作業です。
UHDとは、一般的に「4K」と呼ばれる(3840×2160ピクセル)の解像度規格のことを指します 。このUHD形式で正しく書き出す(エクスポートする)ことで、PC以外のデバイスでも高画質のまま再生できるようになります。
1. 書き出しフォーマットの選択
録画履歴から書き出す際、フォーマットの選択が重要です。「Leawo Screen Recorder」では、MP4形式で保存することをおすすめします。
高画質で保存するなら MP4形式 + H.265(HEVC)コーデック が最もおすすめです。H.265は圧縮効率が高いため、画質を保ちながらファイルサイズを抑えることができます。Leawo Screen Recorder などのソフトでは、録画後すぐにH.265でUHD書き出しが可能です。
2. ビットレートの設定
書き出し時の ビットレートは25〜40Mbps を目安に設定すると、画質と容量のバランスが最適です。
YouTubeの4Kストリーミング画質を十分にカバーするには、H.265コーデックの場合、25〜40Mbps程度を目安に設定すると良いでしょう 。
3. 保存容量を減らす方法
UHDは高解像度のため、ファイルサイズが大きくなりがちです。
容量を減らすコツは以下の通りです:
- フレームレートを下げる: 60fpsで録画していた場合、30fpsに変更するだけでデータ量は大幅に減ります。トークや風景など、動きの少ない動画なら30fpsでも十分滑らかです。
- 解像度を下げる: 4K(2160p)ではなく、解像度を一段階下の1440pに設定して録画します。これでも1080pよりは遥かに高画質です。
このようにして書き出した高画質なUHDファイルは、PCに保存しておくだけでなく、様々なシーンで活用できます。
UHDとして保存した4K動画の使い道
こうして手に入れたUHD(4K)のMP4ファイルには、様々な使い道があります。
大画面テレビで高画質再生
USBメモリや外付けHDDに動画を入れ、4Kテレビに接続すれば、PCを介さずに迫力の大画面で楽しめます。 PCで再生する場合も、高性能な「Leawo Blu-ray Player」 のような4K再生対応ソフトを使うとスムーズです。
動画編集の素材として利用
高画質な4K素材として、自分の動画編集プロジェクト(レビュー動画や分析動画など)に組み込むことができます。
YouTubeに再投稿(引用・分析として)
自分のコンテンツの一部として4K映像を使用する場合、元データが高画質であることは非常に重要です。YouTubeに高画質でアップロードする には、ソースファイルも高画質である必要があります。
4K UHD Blu-rayの作成(コレクション)
録画した4K動画を物理的なディスクとして保存したい場合、「Leawo UHD 作成」が役立ちます。
このソフトは、録画したMP4ファイルを読み込み、家庭用プレーヤーで再生可能なUHD Blu-rayディスクを作成できます。大切なライブ映像やドキュメンタリーを、最高の画質でコレクションとして残すことができます。

💽 録画した4K/UHD動画ファイルを、家庭用プレーヤーで再生可能なUHD Blu-rayディスクに書き込むオーサリングソフト。
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FAQ|YouTube 4K ダウンロード・録画に関するよくある質問
Q1:録画とダウンロードどっちが画質いい?
A1:理論上は「ダウンロード」ですが、4Kは失敗する確率が非常に高いです。高品質なソフトで録画すれば、見た目の画質劣化はほとんどなく、最も確実な方法と言えます。
Q2:H.264とH.265どちらを選べばいい?
A2:4K録画にはH.265を推奨します。 従来のH.264とほぼ同等の画質を、約半分のファイルサイズで保存できるため、ストレージの節約に最適です。
Q3:4K画質が落ちる原因は?
A3:主な原因は、
- 回線が不安定で再生画質が4Kから落ちている
- 録画ソフトのビットレート設定が低すぎる
ことです。録画開始前に、YouTube側が「2160p」で安定再生できているか確認してください。
Q4:PCが重いときはどうすれば?
A4:4K録画はPCに高負荷がかかります。ブラウザの他タブや不要なソフトをすべて終了させてください。それでも重い場合は、録画設定のフレームレートを60fpsから30fpsに下げると、負荷が大幅に軽減されます。
Q5: YouTube 4K ダウンロード サイトは安全ですか?
A5:安全とは言えません。多くの無料youtubeダウンロードサイトは、マルウェアや偽の広告のリスクを伴います。安全なyoutubeダウンロードソフトを探している場合は、Webサイトではなく、信頼できる専用の録画ソフトウェアの利用を推奨します。
まとめ|YouTube 4Kを確実に保存するなら「録画+UHD作成」が一番安定
YouTube 4K動画の保存は、不安定なダウンロードツールに頼るより「録画」が最も確実です。
Leawo Screen Recorderを使えば、4K/60fpsの映像とクリアな内部音声を簡単な操作でPCに保存できます。さらに、録画した動画をコレクションとしてディスクに残したい場合は、Leawo UHD 作成でUHD Blu-rayに書き出すことも可能です。
ぜひこの「録画」という確実な方法で、お気に入りの4Kコンテンツを最高の画質でお楽しみください。

