Mac(MacBook Pro, MacBook Airなど)に保存した動画を、家庭用DVDプレイヤーで再生したいと思ったことはありませんか?
しかし、Mac標準の機能(Finderなど)でファイルをDVDにコピーするだけでは、プレイヤーで再生できません。 プレイヤーで再生できるDVDを作成するには、「オーサリング」という、動画をDVD-Video規格に変換する専門作業が必要です。
この記事では、Macでこの「オーサリング」を行い、動画をDVDに焼くためのおすすめソフト10選を、高機能な有料版から無料(フリー)ソフトまで詳しくご紹介します。
MacでDVDを焼くソフトの選び方:3つの重要ポイント
最適なソフトを選ぶために、まずはご自身の目的を明確にする3つのポイントを確認しましょう。
1. 目的:データ保存か、プレーヤー再生か
これが最も重要な分岐点です。「DVDプレイヤーで再生したいかどうか」で、選ぶべきツールが全く異なります。
| DVDの種類 | 詳細(目的と必要なもの) |
|---|---|
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🎬
動画DVD (オーサリング)
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目的: 家庭用DVDプレイヤー(PS5などのゲーム機含む)でテレビ再生したい。 必要なもの: 専用の「オーサリングソフト」が必要です。この記事で紹介するソフトは、すべてこの用途に対応しています。 |
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💾
データDVD
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目的: MacやWindows PCでのみデータとして閲覧・保存したい。ファイルのバックアップ用途。 必要なもの: macOS標準の「Finder」機能でも作成可能です。プレイヤーでは再生できません。 |
2. 機能性:メニュー、編集、対応形式の幅
オーサリングソフトを選ぶ際は、以下の機能に注目しましょう。ソフトによって得意分野が異なります。
| チェックポイント | 確認すべき内容 |
|---|---|
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🎨
メニュー機能
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DVDの「顔」となるメニュー画面の自由度です。テンプレートを選ぶだけの簡易的なものか、背景画像やBGM、ボタン配置まで自由にカスタマイズできる高機能なものかを確認しましょう。 |
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✂️
動画編集機能
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DVDに焼く前に、動画の不要な部分をカット(トリミング)したり、複数の動画ファイルを結合したり、透かし(ウォーターマーク)や字幕を追加したりできると非常に便利です。 |
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📁
対応形式
|
自分が持っている動画ファイルの形式(MP4, MOV, MKV, AVI, WMVなど)にソフトが対応しているか、必ず確認しましょう。対応していない場合、別途「動画変換ソフト」が必要になってしまいます。 |
3. 有料版と無料版の決定的な違い
| ソフトの種類 | メリット・デメリット |
|---|---|
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💰
有料ソフト
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メリット: 高画質(低劣化)での書き込み、豊富なメニューテンプレート、多彩な動画編集機能、安定した動作と高速処理、そしてテクニカルサポートが最大の魅力です。大切な動画を確実に美しく残したい場合に適しています。 デメリット: コストがかかります。 |
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🆓
無料ソフト
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メリット: コストが一切かからない点が最大の利点です。 デメリット: 機能が限定されていたり、ロゴ(透かし)が入ったり、メニューが作れない場合があります。また、開発が終了していて最新のmacOSで動作が不安定になるケースもあります。 |
目的別のおすすめDVD作成ソフト早見表
MacでDVDを焼くソフトは数多くありますが、「プレイヤーで再生したい」「データをバックアップしたい」「無料で済ませたい」など、目的によって選ぶべきソフトは全く異なります。
まずは、ご自身の目的に合ったソフトがどれなのか、以下の早見表で確認してみましょう。
| ご利用の目的 | おすすめソフトの例 |
|---|---|
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🏆
高画質・高機能
有料
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🆓
無料で試したい
プレイヤー再生可
|
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💾
データ保存が目的
プレイヤー再生不可
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次のセクションからは、この表でご紹介した10種類のソフトを、それぞれの機能や使い方、メリット・デメリットと共に、一つずつ詳しく解説していきます。
【総合力No.1】Leawo DVD作成 for Mac
数あるソフトの中で、機能、画質、使いやすさ、価格の全てのバランスにおいて、最もおすすめしたいのが「Leawo DVD作成」です。
初心者でも簡単!高機能オーサリングソフト「Leawo DVD作成」

Leawo DVD作成は、MP4、MOV、MKV、AVIといった一般的な形式から、AVCHDやMTSなどのカメラ映像まで、180種類以上の動画・画像形式から高画質なDVD-Videoを簡単に作成できる専門のオーサリングソフトです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
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価格
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4,639円 (永久ライセンス) |
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無料体験
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あり (機能制限あり) |
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主な機能
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DVDオーサリング、メニュー作成、動画編集、ISO作成、写真スライドショーDVD作成 |
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日本語対応
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◎ (完全日本語対応) |
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対応OS
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macOS 10.13 以降 |
PC操作に不慣れな初心者でも、直感的なインターフェースで迷うことなく、プロ品質のDVDを作成できます。iMovieで書き出したプロジェクトを、こだわりのメニュー付きでDVDにするのにも最適です。
- 💻オールインワン:動画の追加から編集、書き込みまでこれ一本で完結。
- ✨かんたん操作:PC初心者でも直感的に使えるインターフェース。
- 🎬豊富な機能:メニュー作成、カット、字幕追加など編集も可能。
- 圧倒的な対応形式: ほぼ全ての動画ファイルを変換なしで直接読み込めます。
- 高画質書き込み: 動画の品質劣化を最小限に抑えてDVDに焼き上げます。
- 多彩なメニュー機能: 40種類以上のテンプレートに加え、背景画像、BGM、ボタンデザインを自由にカスタマイズできる高度な編集機能を備えています。
- 強力な動画編集: カット、透かし追加、明るさ調整、3D効果、ノイズ除去など、DVD作成に必要な編集機能がソフト内で完結します。
- 写真スライドショー: 写真(JPG, PNGなど)を読み込ませて、BGM付きのスライドショーDVDを作成する機能も搭載しています。
- 無料体験版では、作成したDVDに透かし(ウォーターマーク)が入ります。
- 全機能を利用するには製品版の購入が必要です。
「画質には妥協したくない」「結婚式や子供の成長記録など、オリジナルのメニュー画面を作りたい」「複数のソフトを行き来せず、一つで完結させたい」という全てのニーズに応えるソフトです。一度購入すれば永続的に使える買い切り型で、コストパフォーマンスも非常に高い、Macユーザーにとっての決定版と言える一本です。
Leawo DVD作成 for Mac の詳しい使い方
Leawo DVD作成 for Macを使ったDVDの焼き方は非常に簡単で、専門知識は不要です。
ステップ1:動画ファイルを追加
ソフトを起動し、「ビデオを追加」ボタンをクリックするか、焼きたい動画ファイル(MP4やMOVなど)を画面中央にドラッグ&ドロップします。複数のファイルを追加して、順番を入れ替えることも可能です。

ステップ2:(オプション) 動画を編集
追加した動画の横にある「編集」アイコンをクリックすると、編集ウィンドウが開きます。
- トリミング: 動画の開始位置と終了位置を指定して、不要な部分をカットします。
- 透かし: テキストやロゴ画像を動画に追加できます。
- 効果: 明るさ、コントラスト、彩度を調整したり、動画を90度回転させたりできます。
- 3D: 2D動画を3D効果(アナグリフなど)に変換するユニークな機能も備えています。

ステップ3:書き込み開始
メニュー作成が終わったら、緑色の「書き込み」ボタンをクリックします。
- 書き込み先:空のDVDを挿入したドライブを選択します。
- ディスクラベル:DVDに名前を付けます。
- 保存先:ISOファイルとして保存する場合の場所を指定します。
最後に、画面下の「書き込み」ボタンをクリックすれば、DVDへの書き込みがスタートします。処理が完了するまでしばらく待ちましょう。

Mac用DVD作成ソフト その他のおすすめ9選
Leawo以外にも、Macで利用できるDVD作成ソフトは多数あります。それぞれの特徴と、どのようなユーザーに向いているかを詳しく見ていきましょう。
2. Mac定番の超高機能ライティングソフト「Roxio Toast 20 Titanium」

「Roxio Toast 20 Titanium」は、古くからMacのライティングソフトの「王様」として君臨してきた、非常に高機能な総合ソフトです。 DVD作成(オーサリング)はもちろん、Blu-rayオーサリング、画面録画、音声キャプチャ、ディスクの暗号化、1:1コピーまで、ディスク関連のあらゆる作業をこれ一本でこなせます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
|
価格
|
12,078円 |
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無料体験
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なし (30日間返金保証) |
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主な機能
|
DVD/BDオーサリング、画面録画、音声キャプチャ、暗号化、ディスクコピー、動画変換 |
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日本語対応
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◎ |
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対応OS
|
macOS 10.14 以降 |
- とにかく多機能で、プロレベルのディスク作成が可能です。
- メニューテンプレートも豊富で、細部まで作り込めます。
- Blu-rayにも対応している点は大きな強みです。
- 価格が他と比べて高額です。
- 単に「動画をDVDに焼きたい」という目的だけの人には、明らかにオーバースペックであり、操作も複雑に感じるでしょう。
DVD作成以外にも、画面録画やディスクコピー、Blu-ray作成など、Macでディスク関連の作業を幅広く行いたい、予算に余裕のある上級者やプロフェッショナル向けのソフトです。
3. 無料でオーサリング可能な定番フリーソフト「Burn」

「Burn」は、Mac用の無料DVD/CDライティングソフトとして古くから定番の一つです。 「データ」「オーディオ」「ビデオ」の3つのタブで目的を切り替える非常にシンプルな設計が特徴です。「ビデオ」タブで、DVDプレイヤーで再生可能なDVDを作成できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
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価格
|
無料 |
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無料体験
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– |
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主な機能
|
DVDオーサリング、データ/オーディオCD・DVD作成、ディスクコピー |
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日本語対応
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◯ (有志による日本語化パッチ適用時) |
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対応OS
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macOS 10.9 以降 (古いOSにも対応) |
- 完全無料で、オーサリングを含む基本的な書き込み機能が使える点です。
- 非常に軽量で、古いMacでも動作するのが魅力です。
- メニュー作成機能は非常に簡易的(黒背景にテキストのみなど)。
- 開発が長期間停止しており、最新のmacOSでは動作が不安定になったり、特定の動画形式(MP4など)を認識しなかったりする場合があります。
- その場合、事前にMPEG-2などに変換する手間が必要です。
「とにかく無料で、メニューには一切こだわらない」「今すぐ簡易的に動画をDVDに焼きたい」という場合に試す価値のあるソフトです。ただし、最新OSでの動作安定性には期待できません。
4. 高機能なメニューが作れる無料ソフト「DVDStyler」

「DVDStyler」は、無料ソフトでありながら、有料ソフト並みの高機能なメニュー作成が可能な、クロスプラットフォームのDVDオーサリングソフトです。 テンプレートの自由度が非常に高く、ボタンの配置、背景画像、テキストフォントなどを細かく設定できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
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価格
|
無料 |
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無料体験
|
– |
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主な機能
|
DVDオーサリング、高機能なインタラクティブメニュー作成 |
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日本語対応
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◯ (インストール時に日本語選択可) |
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対応OS
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macOS 10.15 以降 |
- 無料でオリジナリティの高いインタラクティブメニュー(ボタンを押すとチャプターに飛ぶなど)を作成できる点が最大の強みです。
- メニューの自由度が高い反面、操作にやや慣れが必要です。
- 初心者にはLeawoのような直感的なソフトと比べると、少し複雑で難しく感じるかもしれません。
無料ソフトでもメニュー作成に妥協したくない、中級者向けのソフトと言えるでしょう。Leawoのメニュー機能に満足できない場合の、次のステップとしても考えられます。
5. 高速書き込みが魅力の多機能ソフト「Express Burn」

「Express Burn」は、NCH Softwareが開発するライティングソフトで、その名の通り高速な書き込みを特徴としています。動画DVDのオーサリングにも対応しており、Blu-rayの書き込みも可能です。対応OSが幅広く、非常に古いMacでも動作する可能性があります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
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価格
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6,600円 (非商用利用・永久ライセンス) |
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無料体験
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あり (機能制限付き) |
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主な機能
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DVD/CD/Blu-rayの書き込み、オーサリング、ISO作成・書き込み |
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日本語対応
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◯ |
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対応OS
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macOS 10.5 以降 |
- 書き込み速度が速いと評価されています。
- Blu-rayにも対応し、古いOSをサポートしている点は特筆すべきです。
- 無料版は機能が大幅に制限されており、実質的には有料ソフトです。
- インターフェースがやや古風で、メニュー作成機能もLeawoやToastに比べると簡易的です。
スピーディな作業を最優先する人や、古いMacを現役で使いたい場合に適した選択肢です。ただし、家庭用の非商用ライセンスと、業務用の商用ライセンスで価格が異なる点に注意が必要です。
6. 多形式対応のシンプルオーサリング「Xilisoft DVD 作成 for Mac」

幅広い動画形式(MP4, MOV, AVI, WMVなど)の入力に対応した、DVD作成に特化したオーサリングソフトです。動画のカットやチャプターの自動追加、メニュー作成など、オーサリングに必要な基本機能を堅実に網羅しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
|
価格
|
3,980円 |
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無料体験
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あり |
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主な機能
|
DVDオーサリング、動画編集、メニュー作成 |
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日本語対応
|
◯ |
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対応OS
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macOS 10.10 以降 |
- 多くの動画形式を変換なしで直接読み込める手軽さがあります。
- 操作も比較的シンプルで分かりやすい部類に入ります。
- Leawoと比較すると、メニューテンプレートの数や編集の自由度はやや少なめです。
- 動画編集機能も基本的なものに限られます。
Leawo DVD作成と機能的に似ていますが、よりシンプルな操作性を好む人に向いています。価格や体験版での操作感をLeawoと比較検討してみると良いでしょう。
7. 多彩なメニューが魅力「Wondershare DVD Memory」

「Wondershare DVD Memory(スーパーDVD作成)」は、DVD作成に特化した専門のオーサリングソフトです。豊富なメニューテンプレートと、基本的な動画編集機能(カット、クロップ、エフェクト追加など)、さらに写真からBGM付きのスライドショーを作成する機能を備えています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
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価格
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5,480円 (税込・永久ライセンス) / 年間プランあり |
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無料体験
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あり (出力時に透かしが入る) |
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主な機能
|
DVDオーサリング、高機能メニュー作成、動画編集、スライドショー作成 |
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日本語対応
|
◎ |
|
対応OS
|
macOS 10.13 以降 |
- 100種類以上の無料メニューテンプレートが用意されており、メニュー画面のカスタマイズ性が非常に高い点が強みです。
- 操作画面が分かりやすく、初心者でも扱いやすい設計になっています。
- DVD作成に特化しているため、同社のUniConverterのような高度な動画変換、圧縮、ダウンロード機能などは搭載されていません。
DVD作成の機能、特に「メニューのデザイン」にこだわりたいユーザーに向いているソフトです。「Leawo DVD作成」と同様に、DVD作成に特化した強力な選択肢の一つと言えるでしょう。
macOS標準の書き込み機能 (プレイヤー再生不可)
以下の2つは、macOSに標準で搭載されている機能ですが、プレイヤーで再生できる動画DVDは作成できません。データ保存専用の機能です。
8. データ保存用「Finder」

macOSのファイル管理ツール「Finder」には、ファイルやフォルダをそのままDVDに書き込む機能が標準で備わっています。 これで作成されるのは、PCでのみ読み取り可能な「データDVD」です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
|
価格
|
無料 (macOS標準搭載) |
|
主な機能
|
データCD・DVDの作成 |
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日本語対応
|
◎ |
|
対応OS
|
macOS (全バージョン) |
使い方
- 外付けドライブに空のDVD-R/RWを挿入します。
- 「名称未設定DVD」などのアイコンがデスクトップに表示されます。
- 焼きたいファイルやフォルダを、そのアイコンにドラッグ&ドロップします。
- アイコンを右クリック(またはcontrol+クリック)し、「”(ディスク名)”を作成」を選択します。
- 確認ダイアログで「作成」ボタンを押すと、書き込みが開始されます。
動画ファイル(MP4, MOVなど)を、単なるファイルのバックアップ目的で保存するだけならFinderで十分です。 プレイヤーでの再生が目的なら、絶対に使ってはいけません。
9. ISOイメージの書き込みに「ディスクユーティリティ」

こちらもmacOS標準のツールで、「アプリケーション」>「ユーティリティ」フォルダ内にあります。主な用途は、すでに手元にある「ISOファイル」や「DMGファイル」といったディスクイメージを、物理的なDVDに書き込むことです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
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価格
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無料 (macOS標準搭載) |
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主な機能
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ディスクイメージ (ISO/DMG) の書き込み、ディスクの管理 |
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日本語対応
|
◎ |
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対応OS
|
macOS (全バージョン) |
使い方
- ディスクユーティリティを起動します。
- メニューバーの「ファイル」>「ディスクイメージを作成…」ではなく、「ディスクイメージを書き込む…」を選択します。(※この項目は古いmacOSでは表示されますが、最新版ではFinderに統合されている場合があります)
- 書き込みたいISOファイルを選択します。
- ドライブに空のディスクを挿入し、書き込みを実行します。
Leawoなどのオーサリングソフトで「ISOファイル」として出力したものを、後から別のDVDに焼く場合などに使用します。動画ファイルから直接DVD-Videoを作成するオーサリング機能はありません。
高画質を求めるなら:Blu-rayへの書き込み
DVDは非常に便利ですが、画質は標準画質(SD画質、720×480ピクセル)に制限されてしまいます。せっかくiMovieやiPhoneで撮影したハイビジョン(HD)や4Kの美しい動画を、高画質のまま保存したい場合は、より大容量の次世代ディスクを検討しましょう。
Blu-ray(ブルーレイ)
HD画質(1920×1080ピクセル)の動画を保存するのに適しています。DVDの約5倍の容量(1層25GB / 2層50GB)があります。MacでBlu-rayを作成するには、外付けBlu-rayドライブと、Blu-rayオーサリングに対応したソフトが必要です。
Blu-rayへの書き込みについては、こちらの記事MacでMP4をDVDに焼く・書き込むソフトおすすめ も参考にしてください。
MacでのDVD作成に関するFAQ
A1. いいえ、作れません。 macOSに標準搭載されている「Finder」や「ディスクユーティリティ」は、あくまで「データDVD」を作成するための機能です。これらでMP4ファイルなどを焼いても、PCでは読み取れますが、家庭用DVDプレイヤーでは「再生不可」または「ディスクが認識されません」と表示されます。
プレイヤーで再生するには、必ず「オーサリング」機能を持つソフト(この記事で紹介したLeawoやBurnなど)が必要です。
A2. 以前のMacには「iDVD」というオーサリングソフトが付属していましたが、現在は提供が終了しています。iMovieで編集した動画をDVDにするには、以下の2ステップが必要です。
- iMovieでプロジェクトを開き、右上の「共有」ボタンから「ファイル」を選択し、高画質(MP4など)で動画ファイルを書き出します。
- その書き出したMP4ファイルを、「Leawo DVD作成」のようなオーサリングソフトに読み込ませて、DVD-Video形式としてディスクに焼きます。
A3. DVDプレイヤーで再生できるのは「DVD-Video」という世界共通の規格です。これは、単一の動画ファイルではなく、「AUDIO_TS」(音声用、通常は空)と「VIDEO_TS」(映像、メニュー、字幕データ用)という2つのフォルダで構成されています。オーサリングソフトは、MP4やMOVといった動画ファイルを、この「VIDEO_TS」フォルダの構造(VOB, IFO, BUPファイル)に変換する作業を行っています。
A4. DVDを焼くには、外付け(USB接続)のDVDドライブが別途必要です。Apple純正の「Apple USB SuperDrive」のほか、家電量販店やオンラインストアで、多くのサードパーティ製ドライブ(Blu-ray書き込み対応モデルもあり)が市販されています。DVDへの書き込みに対応した「DVD-R/RWドライブ」または「Blu-rayドライブ」を選んでください。
A5. 目的によります。
- 「メニューも画質も気にしない。一度だけ、再生できればいい」という場合は、「Burn」や「DVDStyler」などの無料ソフトを試す価値があります。
- 「大切な思い出(結婚式、子供の成長記録など)を、高画質のままキレイに残したい」「オリジナルのメニュー画面を作りたい」という場合は、失敗のリスクが少なく、機能も豊富な「Leawo DVD作成 for Mac」などの有料ソフトを強くおすすめします。多くの場合、無料体験版で使い勝手を試すことができます。
まとめ
Macで動画をDVDに焼くには、単なる「データコピー」ではなく、「オーサリング」という専門の作業が必要であり、それに対応したソフトを選ぶことが最も重要です。
macOS標準の「Finder」で十分です。
「Burn」や「DVDStyler」が選択肢ですが、安定性や画質は妥協が必要です。
「Leawo DVD作成」 おすすめ が確実です。
特に、画質、機能の豊富さ、操作の分かりやすさ、そしてコストパフォーマンスの全てのバランスを考えると、Leawo DVD作成は、MacでDVDを作成したいと考えるすべての人に、自信を持っておすすめできる最初の選択肢です。
まずは無料体験版で、手持ちの動画を実際にDVDにしてみてください。
画質やメニューの作りやすさを比較すれば、違いがすぐに分かります。
